新田クリニック 院長 新田長生コラム

医療法人社団 健成会
新田クリニックの院長 新田長生(整形外科医)
大平山不動寺住職 新田光照 のコラム。
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四苦八苦
 日々の生活の中で、我々の周りにはさまざまな苦しみがあります。その中でも病気による苦しみ「病苦」は身体的にも、精神的にも多くの苦しみを招きます。仏典では「苦厄」は基本的に「四苦八苦」といわれております。
「四苦」とは 生苦・病苦・老苦・死苦からなります。
1) 生苦・・・生まれ、生きることは自分の意志に逆らうことから生じる苦しみ。
2) 病苦・・・病むことは多くの苦しみを招きます。
3) 老苦・・・老いは多くの苦しみを招きます。
4) 死苦・・・死は自分の意志に逆らい、多くの苦しみを招きます。
以上の四苦に次の四苦を足して「八苦」といわれます。
5) 愛別離苦・・愛する人と別れねばならない苦しみ。
6) 怨憎会苦・・嫌な人とも一緒に居なければならない苦しみ。
7) 求不得苦・・欲しいものが得られない、思うようにならない苦しみ。
8) 五蘊盛苦・・心と身体が盛んなために心が落ち着かずさまざまな苦を招きます。
 このように苦厄を列記してみますと、生苦以外は自分の努力や周囲の人たちの助けによって幾分軽減できる苦しみかなと思えてきます。
 病苦は如何に病気と仲良くつきあえるか。病苦を分かち合える人間が周囲にいるか。自分だけが苦しいわけではないと思えるか。などによってずんぶんと苦しさの軽重が変わってきます。
 人間だけではなく生きとし生けるものすべては老いを止めることはできません。しかし、同じ年齢でも精神的に若々しい人は老いではなく、人生の先輩として、後進のものの目標・あこがれの存在になります。 
 また、老いと同様に生物学的(身体的)に死は避けては通れません。避けて通れないのであれば、如何に死を迎えるかを考え、受け入れ、そして準備をするかが重要となってきます。
 生まれたったその瞬間から死までいろいろな苦厄にぶつかりますが、それはこの世に生をいただき、いまも生かされているという両親・家族に対する感謝、社会において一人では生きていけない事実を受け入れ、他人に対する感謝、をもつことで乗り越えられるものです。そして、これらの苦厄を克服したとき、それは自分の成長となっていくものと思います。


大平山不動寺住職   新田 光照
| 住職:新田光照のコラム | 22:02 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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