新田クリニック 院長 新田長生コラム

医療法人社団 健成会
新田クリニックの院長 新田長生(整形外科医)
大平山不動寺住職 新田光照 のコラム。
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病は自分で治す?〜心と自然治癒力〜
このコラム欄では、院長のもう一つの顔である、真言宗寺院不動寺住職の立場から私感を述べていただきます。


 時代の流れによって疾病構造も変わります。最近では生活習慣病という言葉を耳にしない日がないほど現代人の多くの人がこの疾病で悩んでいます。文字通り生活習慣に起因する事が多い病気ですから、治療はなんといってもセルフケアーが中心です。主役はあくまで患者様自身ということになります。治療を成功に導くポイントは如何に患者様本人が病気を理解し、体質改善にむけて意欲を引き出し、それを維持できるかにあります。それにはコミユニケーションをとって普段の生活習慣を把握することから始まります。人と人とのコミユニケーションには「心を開く」プロセスが大事です。我々と患者様が互いに心を開き、心を一つにして病気と向き合うことが出来たなら、どんな病気であってもうち勝つことが出来るのです。医療従事者の心-患者様の心-医療技術 が三位一体とならなければいけません。密教においても 心密・口密・意密(これを三密といいます)といって心に仏を想い、口に真言を唱え、威儀を正し、印相を組み、本尊と自分の心が一体となったとき、すさまじいエネルギーが共鳴して加持祈祷を可能にするのです。患者様と病気に立ち向かうとき、仏教における三密の大事がいつも頭をよぎります。
 身体の病は医療技術を施せばそれで治るというものではなく、内側にある心とのつながりを軽視しては語れません。人間にはもともと「自然治癒力」が備わっています。この自然治癒力は免疫力を高めることでよりいっそう活発になりますが、心の状態によって発揮されたり、減退したりと大きく違ってきます。不安を抱えていたり、落ち込んでいたり、いわゆる心が健全な状況でないと自然治癒力はどんどん減退し、治る病気も治らなくなるのです。病は自分で治すものといっても過言ではないでしょう。

大平山不動寺住職   新田 光照
| 住職:新田光照のコラム | 14:08 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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